二日酔いはなぜ起きるのか

 

時に、健康に良いとも言われるお酒ですが、飲みすぎると「二日酔い」になりますね。

お酒(=アルコール)は体に入った後、肝臓に運ばれ、分解されます。しかし、肝臓で分解できる量や分解にかかる時間には個人差があり、飲みすぎなどによっては、体の中で分解しきれないアルコールが原因で、二日酔いを起こします。

 

二日酔いになると、頭痛や吐き気をもよおしますが、その原因はアセトアルデヒドという物質です。アセトアルデヒドは、肝臓でアルコール脱水素酵素によって分解されて生成されます。アセトアルデヒドは、その後アセトアルデヒド脱水素酵素によって分解されて無害な酢酸になり、やがて二酸化炭素(炭酸ガス)と水になり、体の外に排出されます。分解可能な量なら問題ありませんが、アルコールの摂取量が能力を超えると、分解しきれないアセトアルデヒドが血液中に戻されて体中を巡ることになり、頭痛や吐き気を引き起こします。

 

また、体のダルさも二日酔いの特徴ですが、これも能力を超えてアルコールを摂ることが原因です。肝臓の役割に、食事で吸収した栄養を、糖などのエネルギーに変換するのですが、アルコール分解にかかりすぎると、エネルギーを作り出す余裕がなくなり、体がエネルギー不足になり、ダルさを感じるようになるのです。

二日酔いの予防と対策

 

一番いいのは、自分の適量を超えてアルコールを飲まないことです。


体質などの個人差はありますが、血中アルコール濃度0.1%前後の「ほろ酔い」が適量だと言われ、体重60キロの人ならビール2本程度、日本酒なら2合程度だと言われています。
これは、6〜7時間で分解できる標準的な量だと考えられており、朝までに分解するのなら、それくらいに抑えておくべきです。

 

また、飲む時間帯も重要。
朝起きる時間から逆算して、ビール1本3時間だと考えると、何時までに飲み終わればいいか、がわかりますよね。

 

ついつい遅くまで飲んでしまう気持ちはわかりますが、翌日二日酔いにならずに活動を始めるためにも、肝臓のためにも、気を付けましょう。